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工場や事業所・発電所・変電所など、ある電圧以上の電気を取り扱う際は、電気保安の観点から監督者を選任しなくてはならないことが、電気事業法により義務付けられています。その監督者に必要とされるのが、「電気主任技術者」の資格です。別名「電験」とも呼ばれ、電気業界では登竜門として知られています。

第一種～第三種と試験がありますが、どれも毎年合格者が少ない超難関資格です。資格所有者は就職もさることながら、その希少性から社会的評価も非常に高いのが特徴です。

♦第一種

電気主任技術者資格の中でも最上位の試験です。第二種と同様の試験範囲ですが、出題内容はより高度な専門知識を必要とします。管理できる電圧の規制はなく、すべての事業用電気工作物を扱う際の監督が可能です。

♦第二種

電圧が、17万ボルト未満の事業用電気工作物を扱う際の監督が可能です。特に大規模工場やビル・商業施設からのニーズが高く、試験の難易度もそれだけ高いですが人気の資格です。

♦第三種

電圧が、5万ボルト未満の事業用電気工作物（出力5000キロワット以上の発電所を除く）を扱う際の監督が可能です。試験内容としては、第一種電気工事士の問題と似通った部分もあります。

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